2014年11月6日木曜日

ubuntuが本家とJapanese Teamの2パージョンあることについて



ubuntuをつかい始める人が混乱することの一つに
ダウンロード元が2個見つかるということがある。
http://www.ubuntu.com/download

http://www.ubuntulinux.jp/japanese

この2個だ。最初使い始めるときはどっちか一方だけに気づいてダウンロード
して使い始めるだけなので構わないのだが、ものの本とかWEBとかみてると自分
の使っているものと媒体の説明が微妙に違っていたりするので気になり始める。

この2URLのどちらにも他方に誘導するリンクもないし。それがまたやな感じがする。
一応②には長すぎる文章で違いが書いてるが、長すぎて読んでもよく分からん。
箇条書きにしたほうがいいと思う。

一応公式説明を書いておく
①:ubuntuのオーナーのサイト(UKらしい)
②:①に日本語修正を入れて日本独自にローカライズしたもの

つまり
①+日本語修正=②
ってことらしい。
あと②のサイトからは現在64bitしかダウンロード出来ないが
  ①からは32,64bit両方できるという違いもある。

①で作ったマシンを②の状態に持っていく方法も
http://www.ubuntulinux.jp/japanese
に書いている。

14.10なら
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/utopic.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja

で②の状態と等価になる。
更にもっと最新のが欲しければ
sudo add-apt-repository ppa:japaneseteam/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

そこでもとにもどってなぜ2個あるのか?ってことになる。
これの答えはもともと古いバージョンのubuntuでは日本語入力がまともに出来ず
それをできるようにしたのが②のルーツだってこと
この詳しい経緯は
http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0300
ここにある。
そのときに作られたサイトが今も(①で日本語が入力できるようになっても)
のこっているってことらしい。

で最後の問題
②はそもそも現在使う価値があるのか?
結論から言えばubuntuでサーバーとかするのでなければ入れてもいいのでは?
と考えている。というのはサーバとかで使う場合、なるべく余分なものは入れない方がいいと思われるため。
まあ入れてもたいして変化ないと思うけど。
私個人的にはwebを見るぐらいなら①だけでも特に問題ないと思う。
でも日本語でデスクトップOSとしてつかいたいなら②かも
日本語入力で問題をおこすことが①にはときどきあるから